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今までの27年間振り返ってみて、いつに戻りたいかと聞かれると間違いなくこう答えると思います。大学三年生と。まあ彼女遍歴で言うとこの2枚目の人です。
すべてが煌めいていました。ペガサス・彼女・バイト・サークルetc・・・
傍から見ても「Taroは充実しているよね」なんてよく言われました。
まあでも充実すべく努力はしていてかもしんないですけどね。そこらへんは秘密で。
ペガサスのことはまあ知っている人が多いので割愛しますが、ちょうど先発で投げる機会が増え始めて、外角のストレートの使い方を覚え始めたころですね。
サークルでは3つのイベントがありました。
文理学部のサークルの中で8チームくらいで行われる文理戦から書きましょうか。
トーナメント方式なんですが、文理学部には日大鶴ケ丘高校野球部OBで形成されているアインザッツというチームがめっちゃ強かったです。ショートの人なんかスナップスロー凄過ぎて指の爪と手首がくっつくんじゃねえかなんて都市伝説もあったくらいです。もちろん実際は無理です。人間の関節はそこまで曲がりません。
んで、そんな大会の一回戦はルーキーズというまたこれが強いチームでした。たしかアインザッツの次くらい。まあ当然わざわざ記載するくらいなのでいい話に決まっていますがね。もちろん善戦しました。てゆーか勝てそうでした。
当時のうちのサークルの僕らの世代は、個人のレベルは高く、例えるならほぼ今の風戸くらいかな。そんな集まりでしたが基本的にうわべだけの付き合いで、あまり仲がよくありませんでした。僕は前編で書いたキャッチャーの健太郎くらいしか仲良くもしていませんでした。
そんな不協和音のチームでした。たしか3対2くらいで最終回表で勝てそうでしたが、逆転負けをしました。ヒット打たれて盗塁された後、逆転のランニングホームランを打たれました。しけた感じでベンチに帰ると、アホキャプテンがまあ仕方ない的なこと言い空気を変えようとしました。勝てば長い歴史ではじめてルーキーズに勝てる大一番で非常に悔しかったのので、だいぶキャッチャーの健太郎と二人でいらついていたのですが、健太郎に「ホームラン打たれた後のおまえは球は気が抜けていた。ふぬけてんじゃねぇ」的なことを言われました。
さすがに腹が立ちマジで喧嘩しました。かなりみんな焦っていたことを覚えています。「Taroと健太郎は仲良しバッテリー」的なこともあったので。そして喧嘩したのなんて何年ぶりかわからないですが、こんなとき女子マネは面倒くさいもんで泣くんですわ。
「Taroと健太郎がぁぁぁ・・・」みたいな感じで。アホスピーカーなだけだと思っていたらさらに泣くなんて、いちいち対処しきれないので帰りました。そのあと当時の彼女こと先輩マネージャーに慰めてもらうために飲みに行ったのですが、健太郎のことが気になり、つまらなかったことを覚えています。彼女が俺を慰めるために健太郎のことを少し悪く言ったのが、めっちゃ腹立ってそこでも喧嘩になりました。彼女と喧嘩したのは長い付き合いで2回しかなく、そのうちの記念すべき第一回でした(笑)その後、健太郎とはたしか三日くらいで仲直りしたのかな。
そんなわだかまりを経て夏休み終盤に長野県の大会に出ました。3泊4日の合宿なのに、9人しか行かなく、マネも来ないという最悪のスタートでした。このときに流行ったのが野笹という後輩です。なんかマッサージがうまいのと手品ができるのと車酔いするくせに後部座席でスルメを食べながらエコーを吸う面白いやつでした。4日間すべて投げたのですが、野笹のマッサージがないと投げれなかったと思います。初日は大阪かなんかのチームとやってノーヒットノーランをしました。ペガサスではチャンスがあったのですが、一回もできないノーヒットノーランです。同じ人に2度壊されているんだよな・・・。
二日目は長野の大学のチームとしました。4番にすごいやつがいて、4安打されたことを覚えています。どこに投げても打たれるようなすごいやつでした。しかし試合は終わってみると1対0で完封。不協和音な僕らのチームも再び和が出来つつあります。当然夜遅くまで飲むようになり、いい雰囲気になってきました。カレーにはマヨネーズをかけてから食べるというサークル内のルールも出来上がりました。いい感じの3日目準決勝の立教大学戦。ほぼ同じくらいのレベルでしたが、いい加減肩も限界で2対1でサヨナラ負けしました。ノーヒットノーラン→1対0の完封→サヨナラ負けと甲子園球児みたいな展開に一同大満足の合宿も最終日3位決定戦。恋愛塾とかいう舐めた関西のチームにボロ負けして16チーム中4位で終わりました。今でもサークルのメンバーで集まると必ず話題にでる伝説の合宿です。
3つめにサークルで出た波崎の大会もあるんですが、まだ長くなるのでまた書きます。てか書きつかれました。
そのうちで期待してて下さい。
ちなみに大学3年生の夏休みに初めて彼女と沖縄に行きました。めっちゃ楽しかったです。一生忘れない旅行でした。それから沖縄が大好きになりまして2009年除いて毎年誰かしらと行っています。
沖縄の道の向こうに戻れない夏がある。あんなに激しく揺れるまま夢中になった。
陽だまり、はしゃぐ1秒先も見えないままで。夕映えに咲いたぎこちない愛をもっと素直にいえたのなら・・・
誰にも過去の地図の上に忘れ得ぬ人がいる。
いつかは一人でもう一度、そこに戻るようなそんな気がしてた。
まるでその場所に、想い出の跡に忘れ物がまだあるようで・・・
あの夏の向こうには戻れない夢がある。
君といた日々は宝物そのもの・・・。
SPECIAL THANKS FOR XXX .AND FOREVER
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